3種混合原液モニターテスト
このモニターはカラーが褪色によってくすんだ状態になっているケースで、艶も悪く、このようにキューティクルのダメージも観察されます。触感の良さだけではなく、コシも改善され、電顕写真にも見られるようにキューティクルの立ち上がりも落ち着いており、全体的に良好に補修されています。
このモニターは細毛のハイダメージ毛のケースです。キューティクルのダメージも大きく、内部のタンパク質の流出も激しいと考えられます。このトリートメント処理によって電顕的には大きな改善が見られますが、美容師さんの目では艶感は良くなっていない様です。おそらくは、このようなケースでは髪の油分の不足も大きいのでPPT以外にもCMCオイルのような補修剤も必要になるでしょう。施術後には質感としてはコシ感が戻り、櫛通り性も改善されています。これはCタイプに配合されているPPTによりダメージ部分がコートされ、良好に補修されたと考えられます。美容師さんのコメントとしては「トリートメント効果がけっこうある」でした。
このモニターは細毛のハイダメージ毛のケースです。キューティクルのダメージも大きいことも分かります。モニター8と同様にこのトリートメント処理によってキューティクルの立ち上がりも抑えられ、電顕的には大きな改善が見られますが、美容師さんの目からは良くなったが持続性には課題が残るというものでした。ただ、このようなかなり激しいダメージケースでは髪の油分の不足も大きな改善点ですので、モニター8と同様に3種混合PPTの後にヘマチンのような架橋剤やCMCオイルのような補修剤も必ず必要になるでしょう。アイロンは実験では180℃スルー(髪温度120℃)で行いましたが、これくらい激しいビビリ毛には100℃スルー(髪温度80℃)のほうが安全です。美容師さんのコメントの「1週間後では艶感と櫛通り感が低下した」との意見を取り入れれば、前述のようにさらにオイルの処理剤を追加する方法が考えられます。また、キトサン誘導体の擬似キューティクルも必要と考えます。
パウダーブリーチは毛髪の油分を奪い、ダメージを強く進行させます。このケースはカラー毛でダメージは少なめの毛髪で、艶もコシもある状態でしたが、パウダーブリーチを行うことによって、3種混合PPTを前処理で用いても、艶が悪く、コシ感も悪くなったようです。電顕でキューティクルのダメージを観察すると、3種混合PPTを前処理に用いたほうがダメージを抑えています。美容師さんの触感が悪く感じたのは、やはりオイル分や保湿成分の不足からくるバサバサ感が強いからでしょう。美容師さんのコメントでも油分もほしいと書かれていました。

3種混合原液の5倍希釈液を用いました。PPT単独効果を調べるためにオイル等は用いませんでした。